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品川区の中古マンション、間取り別に見る成約価格2,125件

公開日: 2026-08-20

品川区で中古マンションの売却を考えるとき、最初に知りたいのは「自分の部屋はいくらくらいなのか」だと思います。この記事では、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の取引価格情報から、2025年第1四半期〜2026年第1四半期に品川区で成約した中古マンション等2,125件を、間取り別に集計した表を読み解きます。㎡単価の中央値と成約価格の中央値を並べることで、「広さの違い」と「㎡あたりの評価の違い」を分けて見ることができます。自分の物件がどのあたりに位置するかを掴み、次に何を調べればよいかを整理してください。

当サイト独自集計国土交通省の実取引データ2,257件を集計

データ:品川区の中古マンションを間取りで見る

対象は品川区で成約した中古マンション等2,125件です。間取りの区分ごとに件数を数え、㎡単価(成約価格÷専有面積)の中央値と、成約価格そのものの中央値を出しています。中央値は価格順に並べたときの真ん中の値で、極端に高い・安い取引に引っ張られにくい指標です。件数が少ない区分は除外しています。

間取り取引件数㎡単価の中央値成約価格の中央値
2LDK6001,509,091円/㎡9,000万円
3LDK4871,466,667円/㎡11,000万円
1K4391,250,000円/㎡2,600万円
1LDK3371,355,556円/㎡6,000万円
1DK981,000,000円/㎡2,650万円
1R98890,000円/㎡2,400万円
2DK77872,727円/㎡3,700万円
1LDK+S461,214,286円/㎡8,100万円
2LDK+S421,393,382円/㎡10,000万円
3DK33666,667円/㎡4,000万円
  • 件数の上位は2LDK572件と3LDK466件で、この2区分だけで1,038件、全体2,125件の約49%を占めます。次いで1K387件、1LDK322件と続き、ファミリー向けと単身向けの両方に厚みがある構成です。品川区で売却を考える場合、多くの人は取引事例が豊富な区分に該当することになります。
  • ㎡単価の中央値が最も高いのは2LDKの1,509,091円/㎡、最も低いのは3DKの666,667円/㎡で、その差は約2.3倍です。同じ中古マンションでも、間取り区分によって㎡あたりの評価はこれだけ開きます。成約価格の中央値だけを見て「広ければ高い」と考えると、㎡単価の違いを見落とすことになります。
  • 成約価格の中央値は3LDKの11,000万円が最も高く、1Rの2,450万円が最も低くなっています。一方で3DKは成約価格の中央値4,000万円に対し㎡単価の中央値は666,667円/㎡と表の中で最も低く、価格の総額と㎡単価の順位が一致しない区分があることが分かります。
  • 同じ「2」でも、2LDKの㎡単価中央値1,509,091円/㎡に対し、2DKは872,727円/㎡で、約4割低い水準です。1LDK(1,357,778円/㎡)と1DK(1,000,000円/㎡)、1K(1,250,000円/㎡)と1R(877,500円/㎡)にも同様の開きがあり、部屋数だけでなく表記される間取りタイプごとに評価が分かれています。

品川区の「中古マンション等」のうち、間取りが記録されている取引2,257件の集計です。中央値は価格順に並べたときの中央の値で、平均とは違い極端な取引に引っ張られません。件数が30件未満の区分は、数字が安定しないため表に出していません。

対象期間: 2025年 第1四半期〜2026年 第1四半期/集計対象 2,257件。 中央値は、条件に当てはまる取引を価格順に並べたときのちょうど中央の値です。 個別の物件の価格ではなく、確定的な査定額でもありません。

出典: 国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産価格(取引価格情報)(当サイトが条件で絞り込み集計。加工方法は本文に明記)

件数の多い区分から自分の位置を探す

まず件数を見ます。2LDKが572件で最多、次いで3LDK466件、1K387件、1LDK322件。この4区分の合計は1,747件で、全体2,125件の約82%にあたります。品川区の中古マンションの取引は、この4つの区分に集中していることになります。

件数が多いということは、比較できる事例が多いということでもあります。2LDKや3LDKのように500件前後の取引がある区分では、同じ間取りの中でも立地・築年数・階数・向きなどで幅が出ますが、その幅を確かめるための材料は揃いやすい状況です。一方、1LDK+Sの45件、2LDK+Sの41件、3DKの33件は、表に載ってはいるものの件数が限られます。件数の少ない区分の中央値は、数件の取引の影響を受けやすいため、参考値として幅を持って見るほうが安全です。

自分の物件の間取り表記が表のどこに当たるかを確認したら、その区分の件数もあわせて見てください。件数が多い区分なら中央値は目安として使いやすく、少ない区分なら「近い間取りの区分」も並べて見るという読み方になります。

㎡単価と成約価格は別々に見る

成約価格の中央値だけを並べると、3LDK11,000万円 > 2LDK+S10,000万円 > 2LDK9,200万円 > 1LDK+S8,200万円…という順になります。広い間取りほど総額が大きいという、直感どおりの並びです。

ところが㎡単価の中央値で並べ替えると順位が変わります。最上位は2LDKの1,509,091円/㎡、次が3LDKの1,466,667円/㎡、3位が2LDK+Sの1,411,765円/㎡です。成約価格の中央値で2位だった2LDK+Sは、㎡単価では3LDKを下回ります。さらに3DKは成約価格の中央値4,000万円で2DK(3,800万円)より高いのに、㎡単価の中央値は666,667円/㎡と2DKの872,727円/㎡を下回ります。

この差が意味するのは、総額の大きさは「面積が広いこと」の結果でもある、ということです。売却価格を考えるときは、「同じ間取り区分の中央値」と「自分の部屋の面積」を掛け合わせて見ると、総額と単価のどちらでずれているのかが分かりやすくなります。ただし㎡単価は同じ区分内でも立地や築年数で動くため、表の値はあくまで真ん中の水準として扱ってください。

  • ㎡単価の中央値トップ3:2LDK 1,509,091円/㎡、3LDK 1,466,667円/㎡、2LDK+S 1,411,765円/㎡
  • 成約価格の中央値トップ3:3LDK 11,000万円、2LDK+S 10,000万円、2LDK 9,200万円
  • ㎡単価が最も低いのは3DKの666,667円/㎡、次いで2DKの872,727円/㎡、1Rの877,500円/㎡

LDK表記とDK・R表記の間に開きがある

表を「L(リビング)が付く区分」と「付かない区分」で分けて見ると、傾向がはっきりします。㎡単価の中央値が100万円/㎡を超えているのは、2LDK、3LDK、2LDK+S、1LDK、1K、1LDK+S、1DK(ちょうど1,000,000円/㎡)です。100万円/㎡を下回るのは、1R 877,500円/㎡、2DK 872,727円/㎡、3DK 666,667円/㎡の3区分となっています。

1LDKの1,357,778円/㎡と1DKの1,000,000円/㎡では約36%の開き、2LDKの1,509,091円/㎡と2DKの872,727円/㎡では約1.7倍の開きです。間取り表記は物件が建てられた時期の設計思想や登記・広告上の慣行を反映することが多く、DK表記の住戸は比較的古い時期に供給されたものが含まれやすい、という一般的な傾向が指摘されます。この表は間取りだけで切っているため、築年数や立地の影響は分離されていません。

つまり、間取り区分の差として現れている数字の中には、間取りそのものではなく、築年数や建物の仕様、エリアの違いが混ざっている可能性があります。自分の物件を評価するときは、間取りの中央値を出発点にしつつ、築年帯や所在地で切った別の集計もあわせて確認するのが現実的です。

表を見たあとに調べるとよいこと

この表から分かるのは「品川区の中古マンションを間取りで切ると、どのあたりが真ん中か」までです。実際の売却価格は、同じ間取りでも駅からの距離、築年数、階数、方角、管理状態、リフォームの有無などで動きます。表の中央値と自分の想定価格が離れていても、それだけで高い・安いは判断できません。

次の一手としては、同じ地域・同じ種別を別の軸(築年帯、面積帯、最寄駅など)で切った集計を見ること、そして自分の物件の専有面積を確認して該当区分の㎡単価中央値と掛け合わせ、おおよその位置を掴むことが挙げられます。そのうえで、実際の査定は提携の不動産会社など宅地建物取引業の登録を持つ専門業者が行います。当サイトは取引の当事者にも媒介者にもなりません。

なお、売却に伴う税金(譲渡所得の課税や各種の特例)、相続が絡む場合の名義の扱い、共有名義での売却手続きなどは、個別の事情によって取り扱いが異なる場合があります。金額の目安を掴んだあとは、税理士・司法書士などの専門家に確認したうえで進めることをおすすめします。

  • 自分の専有面積 × 該当区分の㎡単価中央値で、おおよその位置を確認する
  • 築年帯・面積帯・最寄駅など、別の軸の集計もあわせて見る
  • 相続・共有名義・税金の扱いは事情により異なるため、専門家に確認する

よくある質問

Q. 表の中央値と自分の想定価格が大きく違います。どう考えればよいですか。
A. 中央値は、その区分の取引を価格順に並べたときの真ん中の値です。真ん中である以上、実際の取引は上にも下にも分布しています。駅からの距離、築年数、階数、方角、管理状態などで同じ間取りでも差が出るため、中央値から離れていること自体は珍しくありません。まずは自分の専有面積に該当区分の㎡単価中央値を掛けて位置を確かめ、そのうえで築年帯など別の軸の集計も見てみてください。
Q. 2LDKの㎡単価が3LDKより高いのはなぜですか。
A. 表では2LDKの㎡単価中央値が1,509,091円/㎡、3LDKが1,466,667円/㎡で、2LDKのほうが上回っています。この集計は間取りだけで切っているため、築年数や立地の違いは分離されていません。一般に、面積が大きくなるほど総額が上がり、購入できる層が限られるため㎡単価が抑えられる傾向が指摘されますが、この表の数字だけから理由を特定することはできません。理由を確かめたい場合は、築年帯や面積帯で切った集計を併せて見る必要があります。
Q. 1Rと1Kはどう違うのですか。数字にも差があります。
A. 一般に1Rは居室とキッチンが仕切られていない造り、1Kはキッチン部分が仕切られている造りを指すことが多い表記です。表では1Rの㎡単価中央値が877,500円/㎡、1Kが1,250,000円/㎡で、約1.4倍の差があります。成約価格の中央値も1R2,450万円、1K2,600万円と1Kが上回っています。ただし表記の差には建てられた時期や仕様の違いも含まれるため、間取り表記だけが価格差の理由とは限りません。
Q. 件数が少ない区分の中央値は信用してよいですか。
A. 2LDKの572件や3LDKの466件と比べると、3DKの33件、2LDK+Sの41件、1LDK+Sの45件は件数が限られます。件数が少ないほど、個々の取引が中央値に与える影響は大きくなります。これらの区分は「おおよその水準」として幅を持って読み、判断材料にするときは近い間取りの区分の値も並べて見るとよいでしょう。なお、この表はもともと件数が極端に少ない区分を除外したうえで作成しています。

本記事の数字は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の取引価格情報を当サイトが条件で絞り込んで集計したものです。中央値は条件に当てはまる取引を価格順に並べたときの中央の値であり、個別の物件の価格でも、確定的な査定額でもありません。当サイトは宅地建物取引業を行いません。実際の売却の手続き・査定は提携する専門業者が行います。税制・法令の適用可否は個別事情により異なりますので、税務署・税理士・司法書士等の専門家にご確認ください。

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